感情や感動が君を作っていく。
今日は本を読もう!
1冊の素晴らしい本との出会いは人生を変える。
僕にとっては小学5年生のときに読んだ「はてしない物語」がソレだ。
光沢のあるあかがね色の布で装丁された、国語辞典ほどの厚みがある本。
たまたま学校の図書室で手に取ったんだけど、読み始めるとあっという間に物語の世界に引き込まれたよ。
手に汗にぎる冒険の数々。
現実と本の世界がまじりあう感覚。
主人公バスチアンの栄光と転落、そして再生、、、
毎晩、布団にもぐりこんでは物語の舞台であるファンタージェンへ心をとばしていた。
今振り返ると、このうえないタイミングで得た、とても幸せな読書体験だったと思う。
「はてしない物語」で本の魅力を知った僕は、図書室の本を片端から読んでいった。
読みたい本がなくなったら地域の図書館へ。
そこも読み切ったら桜木町にある中央図書館へ。
この時に読んだ本の数々が、僕の血となり肉となっている。
塾の仕事を選んだのも、それを25年間続けてこれたのも読書のおかげだ。
コロナによる休校期間中、保護者の方から「時間があるから本を読ませたいんだけど、何かいい本はありますか?」という相談をいただくことが何度かあった。
オンライン自習室の休憩時間に紹介した本を読んでいる子を見かけた時はうれしかったな~
で、こう思うようになったんだ。
みんながもっと身近に本に触れる場を陽光のなかに作りたい。
それも「これはぜひ読んで!」と僕らが自信をもってオススメできる本だけを集めた場を。
歴史マンガや各種の図鑑など学習系の本もそろえたら、勉強にもいい影響を与えてくれるに違いない。
ということで「陽光ライブラリー」という図書館を塾内につくることにした。
まずは2Fのエレベーターホールと面談室として使っている部屋。
壁一面に本棚を取り付けて、そこに天井までびっしりとオススメの本を並べる。
もちろん貸し出しもOK。
興味がひかれる本があったら家でじっくりと読んでみてね。
今のところ年内には完成する予定だ。
本を通して得られる知識や考え方、そして感情や感動といった心の動きが君を作っていく。
ひょっとしたら君の人生を変える1冊も、君に読んでもらうのをすぐそばで待っているかもしれないよ。
「今日は本を読もう!」