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君には人を喜ばせ、
感動させる力がある。

娘が産まれてもうすぐ3か月。

朝のお風呂と午前2時のミルクが僕の当番だ。

深夜、小さな口で一生懸命にミルクを飲んでいる姿を見ながら、この子には将来どんな人になってどんな人生を送ってほしいかと考えることがある。

 

・ 周りを笑顔にする人になってほしい

・ 愛される人であってほしい

・ 自分らしく生きてほしい

いろいろあるけれど、まとめると「幸せになってほしい」だね。

お金持ちになってほしいとか、有名になってほしいとか、大成功してほしいとか、そんなことはこれっぽっちも思わない。

それが幸せにつながるならいいんだけれど、お金持ちにならくても、有名にならなくても、大成功しなくても、日々幸せを感じながら人生を送ってもらえればそれで十分だ。

 

君の親御さんだって、同じように考えているんじゃないかな。

面談をしていると君を思う気持ちがビンビン伝わってくるよ。

わが子の幸せを願って、自分のことより君のことを気遣っている。

 

たしかに心配のあまりちょっと言い過ぎることもあるだろう。

でも、それだって君のことを大切に思うがゆえだ。

 

だからといって「親に感謝しろ!」なんて言うつもりはないよ。

「子どもは3歳までに一生分の親孝行をしている」

そんな言葉があるくらい、親は子どもからすでにたくさんのモノを受け取っているから。

君が初めて言葉を発した時、立って歩けるようになった時、日々の何気ない動作や表情、、、その喜びや感動が親の人生を鮮やかに彩っている。

 

小学校の高学年から中学校にかけては心が不安定になる子が多い。

無性にイライラしたり、急に自分には価値がないように思えて寂しくなったり不安になったり。

そんな時、「親は自分の幸せを心から願ってくれている」「自分には喜びや感動を与える力がある」ということに確信をもってほしい。

今、ココに君がいるというのは、この2つが事実だということの何よりの証拠だ。

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