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成績アップの復習タイミング
「その日、次の日、日曜日」

今日は中3生対象の「暗記特訓講座」を実施。

午後1時から午後6時まで、理社の用語や英単語をひたすら暗記、暗記、暗記。。

さすがに受験生だけあって、どの子も黙々と取り組んでいたよ。

僕はひたすらテストの丸付けだ。

その講座の最後、充実感と心地よい疲労感を感じている子ども達に話したことを今回は紹介するね

 

「おつかれさま。

今日だけでかなりの量を覚えることができたね。

ただしこのまま何もしないとせっかく覚えたこともほぼ忘れてしまうよ。

人はね、覚えたことを忘れるようにできているんだ。

 

じゃあどれぐらい忘れてしまうものなのか。

それを研究したのが19世紀の心理学者、ヘルマン・エビングハウスという人。

彼の研究によると、人は覚えたことを1時間で半分以上、1日たったら7割以上も忘れてしまうそうだ。

僕らが思っているよりも、忘却のスピードはずっとずっと速いんだよ。

『覚えてもすぐに忘れちゃう』とか『受験まで覚えていられる自信がない』なんて言っている子がいるけれど、人である以上それが当たり前なんだ」

 

「じゃあ、どうすれば忘れないですむんですか?」

ふだんから良い質問をしてくれる男の子。

今日もナイス・タイミングだ。

 

「やっぱり復習が大事だよ。

何回か復習すれば、忘却のスピードを遅くして最終的にはとめることができる。

そして復習するなら『その日、次の日、日曜日』が効果的と言われているよ。

 

まずは何かを覚えたら、その日の夜に1回目の復習。

これで一番大きな最初の忘却の波をとめることができる。

 

で、次の日に2回目の復習。

ここでだいぶ頭に残っていることが実感できるはず。

 

ラスト3回目の復習はその週の日曜日に、他の勉強の復習とまとめてやろう。

 

ここまでやれば、覚えたことのほとんどを忘れないですむ。

逆に言えば、ここまでやらないと忘れて当たり前ってことだからね」

その後、具体的な復習の方法を確認して暗記特訓講座は終了した。

 

勉強は忘却との戦いだ。

いかに忘れようとする力と戦い、勝つか。

そのためには復習がどれだけ大切か。

これがわかって復習できている子は残念ながら数少ない。

だからこそ、やれば大きな差がつけられる。

 

「その日、次の日、日曜日」

君もこのタイミングで復習してみよう。

教科書やノートを読み直すだけでもかまわないよ。

頭に残る量がまったく変わってくるからね。

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