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スピードは意識すれば上げられる。
勉強はテキパキと進めよう。

伸びにくい子の共通点。

それは、すべての動作が遅いということ。

 

まず、勉強を始めるまでに時間がかかる。

テキストを開けて、えんぴつを持つまでが遅い。

のんびりのんびり、自分のペースで準備している。

 

そして「先生、何ページですか?」と聞いてくるのもこの子達の特徴だ。

ページ数は最初に言ったし、ホワイトボードにも書いてあるのに。

この間に周りの子は何問も解き終えている。

 

さらに字を書くのも遅い。

字を書くのが速い子は、先生が書き終えるのとほぼ同時に写し終える。

遅い子は先生が次の説明に入っているのにまだ書いている。

なかには何色ものペンを出して、意味のない色分けを始める子もいる。

 

もちろん問題を解くのも遅い。

けっして分からないから遅いわけじゃない。

分かる問題、知っている問題なのにノロノロと解いている。

やっと1ページが終わったと思ったら、今度は丸付けにまた時間がかかる。

 

これだと他の子と同じ時間を勉強しても差がどんどんついてしまう。

1時間で4ページ解く子と1ページしか解かない子。

その差は1時間で3ページ、2時間で6ページ――10時間では30ページ!

だから速い子はできるようになるし、遅い子はなかなか伸びない。

勉強では「スピードが遅い=大きすぎるハンディを背負う」ということなんだ

 

小学校、中学校、高校、大学、社会に出てからだって、できる人はみんなスピードがある。

短い時間で勉強や仕事をこなして、空いた時間を自分のために使う。

それは趣味だったり、成長のための勉強だったり、また仕事だったりするけれど、さまざまな経験をすることで、ますます魅力的な人になっていく。

 

大切なのは「できるから速くなる」のではなくて、「速いからできるようになる」ということ。

スピードは意識すればかならず上げられる。

今日から勉強はテキパキと進めよう。

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