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小さなことを喜べる子は
大きく伸びる。
ココロの中でガッツポーズを!

冬期講習の中学生は夜9時に授業が終了。

ここから「おかえり問題」という名のチェックテストがスタートだ。

正解するまで何度でも解き直し。

すべて丸がついた子から家に帰ることができる。

授業を聞いただけではできるようにならない。

自分の手で解いて解いて解きまくらないとね。

そのために先生総動員でトコトン付き合う日々が続いている。

 

僕が「おかえり問題」を担当しているのは中3クラス。

今日のテーマは連立方程式の文章題だ。

難易度高めの問題なので、まずは式を立てるのに一苦労。

さらには小数と分数が入り混じった計算にも一苦労。

解けない自分が悔しくて半ベソかいている子もいる。

 

だからこそ、すべてに丸がついた時の達成感といったら!

「さよ~なら~!」

脳みそはクタクタでも、すがすがしい笑顔で帰っていく。

見送る僕も気分が良くなる、とってもいい笑顔だ。

 

小さなことを喜べる子は大きく伸びる。

「連立方程式の文章題をすべて正解した」なんて、 合格や成績アップからみたら小さなことだ。

でも「できて当たり前」と思うより、「できた!」「やった!」とココロの中でガッツポーズするほうがずっといい。

小さな喜びの一つひとつが、勉強を前に進めるエネルギーになっていくから。

 

そう考えると「おかえり問題」はよくできていて、知識やスキルが身につくのはもちろん、解けた喜びを感じやすい構造になっている。

ということで、4月からはふだんの授業でも導入することにしたよ。

中学生の「え~!」という顔が目に浮かぶ。笑

 

けれど本当は分かっているよね。

「おかえり問題」が自分の力を伸ばしてくれるってことが。

小さな喜びを積み重ねて、大きな成長につなげていこう。

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