「勉強」に時間を使おう。
勉強しているのに、なかなか結果につながらない。
そんな時は自分のやっているのが本当に勉強なのかを考えてみよう。
ノートをキレイにまとめる。
教科書に蛍光ペンで線を引く。
プリントをパラパラと眺める。
問題は解いて丸付けしたら終わり。
机に向かってこれらの作業をすることが勉強だと思ってない?
キレイに線が引かれた教科書や、色が塗り分けられたノートを見て「いやー勉強したな!」と満足してない?
よーく聞いてね。
これじゃテストの点数は上がらないよ。
ただ眺めているだけ、ただ書いているだけ……
これは勉強じゃなくて、ただの作業だ。
「勉強しているのに点数が取れない」という子は作業に多くの時間をつかっていないかを考えてみてほしい。
振り返ってみて作業の時間が多かったのであれば、それは勉強したつもりになっていただけだ。
ちょっと厳しい言い方かもしれないけど、今すぐに考え方を変えてほしい。
そうしないと同じことのくり返しになってしまう。
いくらがんばっても意味がないなんて、あまりにもったいないよ。
じゃあどうすればいいのか。
成績を上げたければ、まず「作業」と「勉強」をはっきり区別しよう。
今、自分がやっているのがただの作業なのか。
それとも頭を使って考える勉強なのか。
それを意識するだけでも、結果は大きく変わる。
「何をやったか」よりも、「何ができるようになったか」にこだわろう。
そのためには、勉強の成果を自分でチェックすることが必要だ。
英語でも数学でも、勉強したら自分でテストをしてみよう。
「単語が50個書けるようになった」→最後にもう一度書いてみる。
「このパターンの証明が解けるようになった」→似た問題を解いてみる。
「江戸時代の改革の流れを完璧に覚えた」→白紙にすべて書き出してみる。
これでできれば大丈夫。
その範囲は終了だ!
次に進もう。
もし、できない問題やあやふやなところがあればそこだけをやり直そう。
もちろん、そのあとはできるかどうかのテストをもう一度やるんだよ。
「勉強→自分でテスト→勉強→自分でテスト……」
このサイクルで勉強を進められる子は、間違いなく成績が伸びていく。
「自分でテスト」は簡単にできるけれど、効果は抜群だ。
ぜひためしてみてね。