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暗記は出会った回数。
「忘れない努力」を忘れない。

「学校のテストはできるんだけど、模試になると全然できない、、、」

こんな悩みをもっている中学生はけっこう多い。

特に最近は神奈川の入試レベルに合わせて模試の難易度も上がっているから、余計にそう感じるんだろう。

 

そもそも学校のテストと模試は、必要となる記憶の種類が違う。

学校のテストは「短期記憶」で対応できても、模試で点数をとるには「長期記憶」が必要だ。

 

短期記憶っていうのは、数十秒から数か月しかもたない記憶のこと。

学校のテストは範囲が限られているから、短期記憶でも何とかなることが多い。

 

でも模試は違う。

範囲はそれまでの学習内容すべてだ。

1年前、2年前のことだってちゃんと覚えていないと点数がとれない。

だから長期記憶が重要になってくる。

 

これは短期記憶がダメって話じゃないよ。

まずは短期記憶として頭に入れる。

その後、何度も覚え直すことで長期記憶へと固定化させる必要があるってことだ。

 

記憶の固定化については、好きな人のことを思い浮かべるとわかりやすい。

好きな人の仕草や言葉はずいぶん前のものだってはっきりと覚えているよね。

これは、その人の仕草や言葉を何度も思い返しているうちに、記憶が長期記憶に固定化されたからだ。

ということで、模試で点数をとるためには新しいことを学ぶ勉強とあわせて、覚えたことを忘れないための勉強も必要になってくる。

 

「暗記は、会った回数」と言ったのは、勉強法の本をたくさん出している中谷彰宏さんだ。

模試で点数をとりたいのであれば、昔の教科書やノートをめくって、そこに書いてある内容との出会いの回数を増やしていこう。

そうやって「忘れない努力」を忘れなければ、かならず結果はついてくるからね。

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